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NECは、独立行政法人国立高等専門学校機構 鹿児島工業高等専門学校(以下、鹿児島高専)の全学科の3年生200名以上を対象に、2024年度に続き一般科目「リベラルアーツⅡ」の必修講義の一つとして「セキュリティリスクアセスメント」の実践的講義を実施いたしました。

本講義は、デジタル社会に不可欠なサイバーセキュリティの重要性に着目し、セキュリティ対策を考える上で必要となるリスクアセスメント手法について、基本用語の学習から事例を用いたグループワークによる実践演習までを行いました。今年度で二年目を迎えたことで、昨年度の実施内容を踏まえて教材や演習方法をさらに改善し、グループワークにおける役割分担や発表形式を強化するなど、より実践的な学びを提供しました。これにより、学生が主体的に取り組める環境を整え、リスクアセスメントの知識習得だけでなく、社会人として求められるコミュニケーション能力や課題解決能力の向上を図りました。学生からは「インタビューなどの演習を通じて企業がどのようにリスクを発見し、対策しているのかを理解できた」「他の人の意見を聞くことで、新たな視点や考え方に気づいた」などの声が寄せられています。また、昨年度受講した学生からも「夏季インターンでこの内容がそのまま役立った」など、実際の活動の中でも役立っているという声を頂きました。

NECと独立行政法人国立高等専門学校機構は、2022年7月に包括連携協定を締結し産学共同で教育支援を行ってまいりました。本取り組みは、その活動の一つとして、社会で活躍できる人材の育成・輩出を目的に実施しています。
NECは、今後も産学連携によるセキュリティ教育に取り組み、デジタル社会に求められる安全安心かつWell-beingな社会の実現に貢献できる人材の育成を推進していきます。

講義概要

項目
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説明
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リスクアセスメントとは何か
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情報セキュリティの概要や、情報セキュリティにおけるCIA(機密性、完全性、可用性)などの基礎知識をもとに、リスクアセスメントの目的や流れについて学ぶ。
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リスクアセスメントに必要な情報収集の方法
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事前調査でアセスメント対象となる顧客に関する情報収集の方法を学ぶ。
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現状をより正確に把握するための顧客へのインタビュー方法
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効果的なリスク洗い出しに必要なインタビューの観点、心構えを学ぶ。
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リスクの洗い出し方法
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インタビュー結果やネットワーク構成図などの情報をもとに想定脅威をマッピングし、リスクを整理する方法を学ぶ。
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リスク対策の検討
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洗い出したリスクに対して、技術的、物理的、人的な対策を整理する方法を学ぶ。
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費用対効果を意識した改善提案
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リスクの大きさと被害想定額の算出から、対策の優先順位付けを行う方法を学ぶ。
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演習
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学んだことを活かし、実際にリスクアセスメントを体験する。
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担当講師からコメント

リスクアセスメントを単なる作業ではなく、重要なプロセスだということを学んでいただきました。加えて、日常生活に潜むリスクも知っていただくことで、サイバーセキュリティをより身近に感じていただけるように意識しました。

NEC サイバーセキュリティ技術統括部
リスクハンティング・システムグループ 長谷川 奨

リスクアセスメントは学生にとって馴染みのない分野かもしれませんが、物事を多角的に評価し優先順位をつけるスキルはどんな場面でも活用できます。その価値をしっかりと伝えることを意識しました。

NEC サイバーセキュリティ技術統括部
脆弱性管理グループ 宇井 哲也

サイバーセキュリティを自分ごととして捉えていただけるよう、身近な事例を交えながら授業を行いました。日々の生活に関わるテーマとして、サイバーセキュリティとリスクアセスメントの重要性を実感していただければ幸いです。

NEC サイバーセキュリティ技術統括部
セキュア技術開発グループ 廣瀬 昂大

当日の様子

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参加した学生の声

ご担当いただいた教員の方からのメッセージ

リベラルアーツⅡは昨年度に開講し、今年度で二年目を迎えました。講師の皆さまには、各回約70名の学生に対し、リスクアセスメントに関する講義を行っていただいております。日頃のご尽力に心より感謝申し上げます。
私自身は、「ここで学んだことの重要性を実感するのは、社会人になり実際にリスクに直面したときでは」と考えていました。しかし、昨年度受講した現4年生から、「夏季インターンでこの内容がそのまま役立った」、「部活動でのまとめ役や怪我予防に考え方を応用できた」といった声を聞きました。想像以上に学生の実生活に直結していることが分かり、この講義を高専の3年生という時期に行って頂いていることに、改めて感謝の気持ちを抱きました。
こうした先輩の声が後輩にも伝わっているのか、本年度は、より主体的に受講する学生が増えているように感じています。グループワークでは役割分担を意識し、発表時にはグループ全ての学生が発言する姿も見られました。学生の学びや行動に良い変化が見られて、大変嬉しく感じています。
今後も本校のWell-being教育の柱として、引き続きご支援を宜しくお願い致します。

鹿児島工業高等専門学校 情報工学科 准教授
原 崇

以上

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