アウトガス測定サービス

NECスペーステクノロジーは、宇宙機器・精密機器に使用される材料を対象としたアウトガス測定サービスを提供しています。

アウトガスとは、真空環境下において有機材料等から放出されるガスのことです。宇宙機器では、このアウトガスが光学部品の曇りや機器の性能劣化を引き起こす可能性があり、材料選定における重要な評価指標となっています。

本サービスでは、国際的に広く採用されている規格**ASTM E595 **に準拠した測定を実施し、以下の3つの指標をご提供します。
TML(正式名称:Total Mass Loss):材料の質量損失比(%)
CVCM(正式名称: Collected Volatile Condensable Materials):再凝縮物質量比(%)
WVR(正式名称:Water Vapor Regained):再吸水量比(%)

本サービスについて

■国際規格(ASTM E595)準拠の信頼性の高いデータ
宇宙機器開発で標準的に要求される規格に則った測定データを取得できるため、国内外の顧客・機関への提出資料としてご活用いただけます。

■少量サンプルから測定可能
2g以上の試料があれば測定を受け付けています。試料の加工も当社にて対応可能です(簡易工具で加工できる材料に限ります)。

■柔軟な対応
ASTM E595 準拠の測定だけではなく、個別指示の測定も対応しており、測定温度や保持時間などの条件は、お客様のご要望に応じて任意設定が可能です。

■複数種類の同時測定でコスト・納期を最適化
複数材料をまとめてご依頼いただくことで費用を抑えることができます。

サービスの流れイメージ

①お問い合わせ・事前相談
当サイトのお問い合わせにご連絡ください。試料の種類・形状・測定時期などをお伺いしたうえで、測定可否を確認します。

②お見積り
測定種類数・納期を踏まえた見積りをご提示します。

③ご発注
内容にご同意いただいたうえで、発注書をご提出ください。

④測定
供試材料のご提供いただいた後、測定を実施します。

⑤測定結果のご報告
測定結果を報告書にてご提出します。

アウトガス測定サービス よくあるご質問(FAQ)

Q1. 宇宙機器向けの開発をしていませんが、利用できますか?
A. はい、もちろんご利用いただけます。アウトガス測定はもともと宇宙機器向けに厳格化された規格ですが、真空環境を使用する精密機器・光学機器・半導体関連部品・医療機器など、幅広い分野でご活用いただいています。「材料からどのくらいガスが出るか確認したい」というニーズであれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q2. 測定結果のデータは、取引先や公的機関への提出に使えますか?
A. はい、ご使用いただけます。本サービスは ASTM E595 という国際的に認められた規格に完全準拠しており、JAXAをはじめとする宇宙機関や海外の取引先への提出資料としても広く活用されています。規格準拠のデータとして取得することで、材料承認・仕様適合確認の根拠資料としてそのままお使いいただけます。

Q3. 測定の料金はどれくらいかかりますか?
A. 50万円からのご案内になります(測定料+管理料+追加費用の合算)。試料数や試料の特性によって費用が異なるため、詳しくは「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。

ご参考:費用は、通常次の3つで構成されます。

Q4. 試料の加工はお願い出来ますか?
A. カッター等の簡易工具で加工できる材料であれば、当社にて加工対応いたします。どのような状態で送ればよいか迷われた際は、お気軽にご相談ください。

Q5. 必要な試料はどのくらいの量ですか?少量しかない場合でも依頼できますか?
A. 2g以上の試料があれば測定可能です。開発初期で試作品が少量しかない場合でも対応できるケースがありますので、まずはご相談ください。

Q6. 測定には通常どのくらいの期間がかかりますか?
A. 測定機器の状況によって納期が変動する可能性がございますので、詳しくは「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。

測定自体が24時間の真空加熱+試験前後の温湿度管理保管(24時間)を要するプロセスであるため、一定の期間が必要です。開発スケジュールに合わせた測定計画をご相談いただければ、最適なタイミングでのご提案が可能です。納期が気になる場合は早めのご相談をお勧めします。料金・納期はいずれも概算です。詳細はお見積り時にご確認ください。

Q7. 標準の測定条件(125℃・24時間)以外の条件でも測定できますか?
A. はい、対応可能です。材料加熱温度(最高150℃)および保持時間はお客様のご要望に応じて任意設定が可能です。使用環境や材料特性に合わせた条件での測定をご希望の場合は、事前相談時にお申し付けください。独自規格や社内基準に合わせた測定条件のご提案もいたします。

Q8. 粘着剤やグリス、塗料や液体状の材料でも測定できますか?
A. 粘着物質・グリス・塗料・液体については、測定できない可能性があります。ただし、一律に不可というわけではなく、材料の状態によってはご対応できる場合もあります。接着剤や塗料については硬化が完了した状態であれば測定可能です。「この材料は測定できるのか?」と迷われた場合は、まず事前相談でご確認ください。測定可否を確認いたします。

Q9. アルミ箔に塗布した塗料の測定はできますか?
A. アルミ箔の重量を正確に測定し、塗料のみの重量を算出することが困難なため、アルミ箔に塗布した状態での測定はできません。アルミ箔から剥離した状態で試料をご提供ください。

Q10. 測定がうまくいかなかった場合、費用はどうなりますか?
A. 多量のガス発生など、材料の特性に起因して測定ができなかった場合でも、作業にかかった費用は発生します。これは測定装置の準備・試料加工・測定プロセスに要した工数に対するものです。ただし、事前相談で測定可否を十分に確認することでリスクを最小化できます。不明点がある材料については、ご発注前に必ず事前相談をご活用ください。当社スタッフが丁寧に確認いたします。

Q11. 初めての依頼ですが、何から始めればよいですか?
A. まずは当社窓口へのお問い合わせからスタートください。測定したい材料の種類・形状・目的をお伝えいただければ、測定可否の確認からお見積り、試料の準備方法まで、ご案内します。専門知識がなくても大丈夫です。「こんな材料を評価したいのだが…」という段階でのご相談も歓迎しています。

お問い合わせ

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